さてさて祥介先生と車の話し第2部。
 第1部では、日本のモータリゼーションの夜明けと言うべき、第1回日本グランプリ。VANと自動車評論家徳大寺有恒さんとの関係。
70年代中盤、当時の帝人VOLOVOから割り当てられた164Eなどなど。
車を取り巻き活気ある日本が見えました。
 今回のお話しは70年代中盤〜80年代後半。ポスト団塊ジュニアと言われる世代が生まれた頃。意識はありませんが私もポス団世代。(現30中盤〜40代中盤)。この時代に祥介先生はどんな車を選んでいたのでしょうか?。


ごましお:前回はVOLVO164Eまで伺いました。今回の始まりはどんな車でしょうか?
先生:その前にね1978年会社が倒産しました。
そうです。VANが倒産しました。

ごましお:VAN JACKETの倒産ですか。
ファンッション業界にとどまらず日本に激震が走ったでしょうね。

先生:その頃、たまたま別の会社で、家具のarflexの社長もしていたもんですからね、そっちに入り浸っていました。だから倒産間近の騒ついた声や空気みたいなものが感じられなかったです。ある種、部外者的に倒産を知りました。倒産は怖いですよ。預金も財産も差し押さえになっちゃいますから。実感したのは銀行取引ストップしちゃった時ですね。
ごましお:大事件ですね。

先生:今までの車は、社用車として使っていた車です。つまり経費で買っていました。当然ですが、倒産後は自分の車として買うわけですから車選びが変わりました。それでも車無し生活考えられなかったもんですから、とりあえず買ったのがVolkswagen の初代GOLFです。

ごましお:ジョルジェット・ジウジアーロのデザインですね。
スクエアなフォルムが潔く、生活の道具としてもよく考えられたハッチバックですね。欲しいくらいです。

【Volkswagen GOLF1 以下Wikipediaより】
1974年に発売されたジョルジェット・ジウジアーロのデザインの傑作である初代ゴルフは、横置きエンジンによるFF(FF)方式と効率的なパッケージングによるコンパクトな外寸、余裕のある室内空間を持ち、世界中でヒットとなり、約680万台が生産された。

先生:ヤナセの知人に探してもらって、中古の黄色いやつを25万円で買いました。そしたら驚きました。こんなに良いのかって!
 当時の国産車のやわな感じがしないんですよ。剛性感というか、ドアの閉める音が高級車みたいで「バスン!」て。当時、パワステはないですから、国産も、輸入車も俗に言う重ステです。それでもステアリングから伝わるインフォメーションが違いましたね。国産とは。路面状況が伝わってくる感じです。
 私は、そんなに飛ばす方ではないのですが、ある日友人と東名経由で箱根に向っていると後続を走る知人のサニーが見えなくなってしまったんです。当時、国産車のライバルと言えば、シビック、ファミリア、カローラあたりでしょうかね?日本を代表する工業製品が、ドイツのコンパクトカーについて来れませんでした。GOLFはよく走りましたよ。

ごましお:GOLF1ですか。グレードは違いますが初代GOLF GTIは、メルセデスやBMW、ポルシェが独占していたアウトバーンの追い越し車線を、唯一走れる小型車だったとか。アウトバーンを民主化した。とか言われていたみたいですね。

GOLF1 GTI
先生:BMWや、VOLVOは自分の趣味ではなかったように思います。
人的な繋がりで乗っていましたから。(笑)
自分の趣味的に言えばコルチナあたりの次に、GOLFってのが僕らしいと思います。

ごましお:その次もGOLF1をもう一度乗られていたとか?

先生:そうですね。マイナーチェンジで排気量がアップされて、今度は赤い中古のGOLF1を買いました。
そしたらね、赤いのじゃお葬式なんかに行きにくくなっちゃって困りました。

塁さん:いや、平気で乗って行ってましたよ。(笑)
その次ももう一回GOLF1でしたよ。今度はフルモデルチェンジ前のガンメタの最終モデルを新車で。特別仕様車でしたね。GOLF2の受注も始まっていた頃でしたから熟成仕切っていたGOLF1です。

GOLF1
受注が始まっていたと言うVW GOLF2
ごましお:「3台続けてGOLF1ですか?相当気に入られてたんですね。

先生:もう惚れ込んで乗っていました。(笑)

塁さん:ガンメタの頃は、今の僕ぐらいの50手前位ですかね。

先生:そうだね。50手前。VANの倒産が43歳でしたから。その5、6年後。

ごましお:お、80年代中盤に入ってきましたね。

塁さん:GOLF1を3台乗り継いだ後に、これまたGOLF2ベースのジェッタに乗ったんです。馬鹿みたいに大きいトランクがついたやつ。
GOLF2ベースのジェッタでしたから、車格もGOLF1より少し大きくなってより上等になりました。

先生:その頃石津事務所も少し余裕が出来てきて、ゴルフにしょっちゅう行くようになったんです。ジェッタはゴルフバックが5つも乗りました。
ほら、GOLF1だと、後部座席を倒さないとゴルフバックが入らないでしょ。少々手間かなって思うようになりました。トランクがあれば乗せっぱなしにできるじゃないですか。

VW JETTA Wikipediaより
ごましお:凄くアウディっぽいですね。尻上がりでトランクが広そうです。

塁さん:れでゴルフベースの車が4台続きました。
78年から88年の10年間は、VW時代ですね。(笑)
僕が免許取った87年はまだジェッタでした。僕の初めての車です。


今回もついつい話し込んでしまい、急遽次号も車のお話しを続けます。
第2部はここまで。次号に続く。